嫌われ者「カイガラムシ」 U 2002/09/11 |
カイガラムシについて、その後情報を入手しましたので、続報として補足いたします。 らん科植物に寄生するカイガラムシには、コナカイガラムシの他、アカホシマルカイガ ラムシ、ヤシシロマルカイガラムシなど約10種です。 【対策と処理】 ・外部から持ち込んだ株に付着して侵入することがほとんどなので、新しく持ち込む 株は充分に観察し、完全に除去しておくこと。 ・発見次第捕殺するか、こすり落とすが、この時にハブラシなどを使うと、植物体表面 に細かいキズがつき、ウィルス病や他の病害の感染原因となりやすいので、柔らか い布やガーゼ、脱脂綿などをしようする。 私の場合は薬剤を漬けた水彩筆を使っています。 ・殺虫剤としては、浸透移行性のある残効が大きいものを使用する。 例 ・カルホス ・スプラサイド ・ダイシストンなど 前回成虫には殻をかぶっているので薬剤が効かないと説明しましたが、浸透移行性 であれば成虫が植物液を吸って薬効が発揮されるので効果があると言うことです。 ただし、成虫は死んでもへばりついたままなので剥がしとっておきましょう。 <参考資料> 「洋ランの病害虫防除」 福田輝明著 家の光協会発行 |